ファシア（ヒフ・筋膜）の方向性と良いか悪いかの見分け方　（大阪気功）

最近、「ファシアリリース（筋膜リリース）という言葉がよく聞かれるようになったと思います。

それは、何なのか？

ファシア（ヒフ・筋膜）は、一定方向に軽く牽引する（押す・拡張する）と体に良いという理論から、

その方向がどちらなのか、が　どうやら問題になっているようなのです。

 

 

果たして、ヒフや筋膜を一定方向に引っ張る（拡張する・保持する）だけで、体にいいのか、ということなのですが、

それは、どうやら問題ないようで、「クドケン」さんから売り出されている整体ビデオなどは、「両手で一気に上下に圧をかける（牽引する）」

というように言われますが、実は

片手づつやっても良く、また、牽引する方向さえ間違わなければ、全部が体にとって有効であるようなのです。

 

おそらく、「両手でやらないといけないですよ」というのは、

クライアントさんが自分の右手で左の肩を施術することができることに気が付いても、

「あ、

両手でないとダメなのか」

と　あきらめてしまうことで、

施術者に頼らざるをえないシチュエーションを作っているのではないかと思います。

 

 

（そのように意図されてなくて

たまたま、なのかもしれないです）

 

 

従いまして、ユーチューブやビデオで

「この方向に引っ張ってください」

という指南がありましたら、

 

「自分でもできないか？」

 

「その方向に引っ張るだけで　いいのではないか」

と　思われる視点はもっておかれてもいいと思います。

 

 

 

 

されてみて有効かどうか　見抜く視点とは？

 

私がやってみて、有効だと思えますのは、

 

〇自分の体があたたかくなったとき

〇（体温が上がることもあります）

〇トイレに行きたくなったとき

〇爪や髪の毛・毛が前よりも伸びたと感じられるとき（１ミリで良いです）

〇口の中（口腔内）の体積が増えて、

口の中が広がったような感じがするとき。

舌が当たっていたのにあたらなくなった、とか

歯の下にボコッとしたものが出ていたのが消えた、とか。

〇コリや滞りが楽になったと感じられたとき

〇背が伸びたとき（１ミリでいいです）

〇体脂肪が減った時（０．１でいいです）

〇体重が減った時（１００グラムで良いです）

です。

 

 

 

反対に

寒気がしたり、体重体脂肪が増えたり、背が縮んだり爪が縮んだ感じがしましたら

その施術は失敗であったといえると思います。

 

 

 

 

ファシア（ヒフ・筋膜）の方向性で

最近、自分が実験してみて発見しましたことは、

右手で右肩を首筋から持ち上げるようにしますと（１㎝くらい）

ツバが出てきて

体温が上がる感じがしたのでした。

 

反対に、右手で左肩を施術しますときは、

右手で左肩のくびすじ側を引き下げるようにします（１㎝くらい）

 

そうしますと、やはり

ツバが出てきて

体温が上がる感じがしたのでした。

 

上には書いていませんが、

「ツバが出てくる」

ということも、おそらくは

重要なことなのだろうと思います。

 

 

ご自分のお体が不調なかたは、

その場で「なんだか良くなったなぁ」

と　感じられましたら正解です。

 

でも、不調なかたは、万一失敗されますと

けっこうなダメージを受けられますので

 

比較的好調なときに実験されたらいいのではないかと思います。

 

 

最初に、

「これをやったら　体の不調が解消される」

という「必殺技」をもっていらして、

それから多少の実験をされることは　いいことなのではないかと思います。

 

 

 

 

 

大阪気功　　太田マスミ