頭の骨は、地層が積み重なったかのようだと思います（大阪気功）４

からだシリーズ4回目、蝶形骨の入っています「頭」、

頭は　固定された、理科室の人体模型の頭蓋骨のように

一定の「形」があると思われがちだと思います。

 

が、実は、骨はうすい膜が何層にも重なっているかのようなものだと私は思います。

 

なぜかと申しますと、

１、「親鸞」という本に、「法然頭」という表現があったからです。

 

法然は、若い頃は元気でしたが、年をとるに従って、頭にくぼみができていた、というのです。

 

お坊さんですので、くぼみとか　でっぱりが　もし　ありましたら、目立ちます。

 

法然は、左の頭にありじごくのような　くぼみがあり、

それが　だんだん　深くなっていくに従って、体が弱ってきた、そうなのです。

 

 

頭にくぼみ？

と　おっしゃるかもしれませんが、

調子が悪い時、たいてい、人の頭にくぼみができているものだと私は思います。

 

また、絶壁だったり、右か左が削げたようになっていたりすることもあります。

 

その「くぼみ」は、実は首にも当てはまります。

 

首をさわっていただいて、すじが弱くなっていると感じられたり、

空洞のような感じがされたりされても、

それは、お体にどこか　悪いところがあるというしるしなのだと思います。

 

本当にお元気なかたは、頭が大きくて、

あごが小さくて、逆三角形の形をされていると思います。

 

 

 

２、実際に、後ろ頭に貯金箱のような穴があきそうな赤ちゃんを見た

 

数年前のことです。

 

お知り合いのかたの赤ちゃんに、

後ろ頭の、真ん中から　ちょっと上のあたりに、

まるで　貯金箱のようなたて3ミリ、横3センチくらいのくぼみが　あったのでした。

 

「あ！」

と　思いましたが、何も言わずにおりました。

 

その　コインを入れるような横長の穴は、

1ミリの階段を降りるような形に上から下へと　狭まっていました。

 

最初の穴は、３．５センチくらいで、

階段をおりるような形で穴があいているものですから、

下に行きますと　3センチくらいになっていました。

 

縦も、最初は5ミリくらいで、次第に小さくなっていました。

 

真ん中からちょっと上の位置は、私は心臓の位置だと思っていて、

この赤ちゃんのご無事を祈ったのでした。

 

 

 

 

のちに、自分のヒザがケガをして　穴が開きました時に、

やはり、数ミリ単位で傷が小さくなっていって下に至っていたのです。

 

上のほうは、大きな空洞で、下にいきますと密になってきていました。

 

そして、下から順番に　傷がふさがっていきました。

 

このことから、私は

ひふも、骨も、何層かになっていて、

体調がわるいとき、下の層まで　薄くなり、

体調がいいとき、上の層まで　密になっているのだと思うようになったのです。

 

 

大阪気功　　太田マスミ