親指と人差指とをこすることでセルフケアをするとしたら？（大阪気功）

奈良の大仏が作られた理由のひとつに、もしかしましたら、

「手の形がアップで見ることができる」

というのが　あるのかな、と思ったりしました。

 

 

どういうことかと申しますと、

私は、仏像というのは、ひょっとすると、「人体の治し方」を表しているのではないかな、

と思っています。

 

 

いままでは、

「どの手を　どこに置くか」

「どの筋を　どういう力で　引っ張るか」

というように、大きな枠組みで　気功整体のことを考えることが多かったのです。

 

 

ところが、どうやら

人体には　表面的なヒフ（ファシア）の方向性によって

少しテンションをかけただけで　変化できるようだ、ということに人々が気づき始めて

キツイ刺激・強い刺激をしなくなってきた、ということがあります。

 

そのファシアは、手を特定の形にする（印を結ぶ）だけで

刺激を受けるのか、

それとも　手の形の操作そのものに意味があるのか、

どちらか分かりませんが、

 

動いて、変化することに貢献しているようです。

 

 

ところが、今まで考えていた以上に、このファシアの刺激の面が小さいのです。

むしろ、「点」と言ってもいいくらいだと思います。

 

 

右手親指の爪の真ん中を「０」の位置だとしますと、

親指の爪の左端は、「２」その中間を「１」の位置だとしまして、

 

同じく右手の人差し指を　０に持っていくか、

１に持っていくか、

２に持っていくか、で

結果が全然ちがうようなのです。

 

 

（右手親指の爪の先の真ん中を　０だとしますと、

右の端が４，

０と４の間が３

だとしますと、

右手人差し指を

３や４に持っていくことは、ほとんどないと言えましょう）

 

 

縫物をするときに、

針を持ちますね。

それは、２の位置で親指と人差指とが　ぶつかっている、ということになります。

 

私の研究によりますと、

人差指に　親指をぶつけますよりも、

親指に人差し指を持っていくほうが

体は　良くなる　ようなのです。

 

 

そして、【２の位置から、爪の横に沿って動かす】

という動きが、

どうやら、からだにとって　良いもの、のようです。

 

これは、仏壇にお祈りするときのお焼香の動作に似ていますね。

 

 

 

ところが、左手は、

親指の２の位置に人差し指を持っていきましても治らないようです。

 

どこの位置に持っていったらいいと思われますか？

 

 

・・・それは、おそらく、

お裁縫のとき、布を引っ張る位置だと思います。

 

従って、「０」の位置を縦にスライドすること、ですか。

 

 

このように、０なのか　１なのか

２なのか

そういう微妙な位置をハッキリ示すことができるために

 

大きな仏様が作られたのかな・・・と

思ったりしたのです。

 

ちがうかもしれませんが。

 

 

 

大阪気功　　　太田マスミ