fascia(ファシア)リリースは、どうやら方向性があるようです（大阪気功）

こんばんは～

 

大阪はなんだか寒い１日だと感じました。

みなさんは、地域ではいかがでしたか？

 

春　ど真ん中　のはずなのですが・・・

 

 

 

さて、最近、「fasciaファシア」という言葉をよく聞くようになったと感じています。

 

先日、NHKの番組でも　されていました。

 

 

今日は、このファシアのことを書いてみたいと思います。

 

 

もしかしましたら、専門的になるかもしれませんが、

ご容赦くださいm(__)m

 

 

 

 

 

ファシアとは、筋肉を取り巻く筋膜と、

腱・じん帯・骨膜・血管の周辺に広く存在する膜のことです。

 

このファシアが撚れたりよじれたりして

筋膜・膜が過緊張して

肩こり・腰痛が起きるといわれています。

 

お医者さんでも、このファシアに生理食塩水を注射して

よじれを取り、

腰痛や肩こりを楽にされているかたがいらっしゃるようです。

（ハイドロリリースと呼ばれています）

 

 

 

いえ、正確には　よじれは取れていないのではないかと思います。

その部分に、よじれたままでありながら

生理食塩水を入れることによって

癒着や引っ掛かりが取れて楽になられるのだと思います。

 

 

 

筋膜は、よじれますと、コラーゲン繊維とエラスチン繊維とが

一ヵ所に寄り集まり、

本来でしたら筋繊維１本１本が独立しているところが　からみあって

もつれて　硬くなってしまいます。

 

 

私たち気功師・整体師は、

その　もつれてよじれたコラーゲン繊維とエラスチン繊維とを

１本１本　本来の位置に戻ってもらえるように

さまざまな手技を用いて対応させていただいています。

 

 

 

筋膜は全身につながり、すべての筋肉は、実は

１つの筋膜の連続的な　つながりである、と言われていますので、

1ヶ所のよじれを取ることが、すなわち

全身の可動域を広げて、

痛みを取り、

行動範囲も　意欲も　日常生活・仕事でのパフォーマンスにも

良い影響をおよぼす、と思われるのです。

 

 

 

このファシアは、

「優しい刺激で、皮膚を持ち上げたり

テンションをかけて（＝ちょっと引っ張ったままキープして）、

 

一定のところに　一定時間　置いておいてあげたら、

ひとりでにゆるんで、

しゅるしゅると解けていく、という性質があるようなのです。

 

 

私は、おもに、

足首を持つことによって

このファシアをリリースさせていただいています。

 

 

 

 

習いにいらしている方々には、

私が習いました「藤原修雪先生のワザを応用している整体派閥」から

学んだ手技から

もとの修雪先生の手技に　さかのぼったものを

お伝えしていますが、

 

最近、自分で自分を実験していまして、

いよいよ、このファシアの向きであるとか、

どう、肉体に「着いて」いるか、とかが

分かってきたような気がしております。

 

 

 

 

これからは、今　習いにいらしている方々に、

これ（ファシアのリリースの仕方）も

お伝えしていこうと思います。

 

 

 

私が見つけましたのは、

ファシアには、一定の方向はないと言われていますが、

どうやら、「ある」らしいということです。

 

 

肉体を、あたまのてっぺん（つむじ）の位置から、

グルグルグルと

巻いていったような方向性が、あると思います。

 

 

つまり、肉体を輪切りにして、

ある一定方向に

まるで「さらし」を巻くように、

ファシアは、巻き付いている、と私は発見より、思いました。

 

 

 

これが、全人類にあてはまるものなのかどうか、

は

まだ　少し検証がいると思いますが、

 

もし、これが

みなさんに　当てはまるものだとしましたら、

今まで「効いて」いた

整体のワザ、ですとか

ハチマキ、ですとか

さらし、ですとか

何か人体に「巻き付ける」ものは、

 

「ファシアの方向性が、こうだから」

こう、巻き付ける、

と

 

ある一定の法則性がある、ということになり、

それは　それで

施術をされるかたにも

受けられるかたにも、

ご自分でご自分の施術をして楽になられたいかたにも、

お役に立てることなのかな、と思っております。

 

 

 

 

 

大阪気功　　　　太田マスミ