小学校英語の可能性をみました(大阪 気功)←今回は気功は関係ないです

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小学校英語の可能性をみました(大阪 気功)←今回は気功は関係ないです

2018/10/30 小学校英語の可能性をみました(大阪 気功)←今回は気功は関係ないです

今日は、生駒市教育委員会のかたがたとご一緒に

英語教育研究会の一員としまして

生駒台小学校の5年3組の英語の授業を拝見しました。

 

指導者は 長峰美加子先生でした。ALTはダン先生。

 

ビックリしましたのは、最初から英語オンリーで行かれていたことです。

 

ついに、長峰先生からは一度も日本語を聞きませんでした。

 

しかも、流ちょうで発音が良かったです。

 

5分きざみで 英語の歌、フォニックス、と楽しく流れていき、

ダン先生がリズムに乗って発音されるのに 児童たちはカンペキについていっていました。

 

黒板に歌う、料理する、ジャンプする、サッカー、野球、卓球をする、剣道、柔道、ピアノ・レコーダーをひく、

泳ぐ、けん玉をする、一輪車に乗る、

というカードが貼られていて

それを児童が 繰り返していました。

 

play the piano

play table tennis

do (practice) kendo, jyudo

の使い分けは、大人でも「どうだったかな?」と

一瞬戸惑いますので

まとめて毎時間発音することは いいことだと思いました。

 

そして、机の上にハンカチを載せて

それを Can you play baseball?

のときに 取る、という 班で競争するゲーム。

 

児童たちは熱中していて

全員、よく分かっていて

楽しそうで活気がありました。

 

それから、「~できますか?」と班の中で聞く活動、

参観されている先生がたに聞く活動がありました。

 

私も、5人の児童たちから

「料理できますか?」

「卓球できますか?」

「ジャンプできますか?」

と 英語で聞かれて、

 

「料理」のときには、ロクな料理をしないので

No, I can’t.

 

と答えましたら児童は目を白黒していました。

 

きっと、女性なので、Yes, I can.

 

と答えると思って聞いてくれたのでしょう。優しいこどもさんたちです。

 

あとは、ジェスチャー付きで、

「できるよ~」

と答えました。

 

私は中学校で20年間 教師をやっていた経験があり、

その中でも 中学校1年生に英語を教えたことは

とても楽しい経験でしたが、

 

ここまで体系的に

動詞(ピアノをひく、卓球をする、柔道をするなど)を毎時間言ったかというと、そうでもなく、

その時その時で出てきた文法事項と教科書を教えていました。

 

小学校英語は、可能性が大きいといいますか、

「いつも決まったこと」

歌や、ジェスチャーやゲームをしていけば、

子どもたちは英語に自然に慣れていきますし、

インプットされるのだと気づきました。

 

教科書で言語材料が決まっているよりは、

「いつものこと」

を 次第に増やしていくほうが、

身に付くのかも、と思いました。

 

今日は canでしたが、普通の動詞としても 同じ絵のカードを使えますし、

ing形でも使えるでしょう・・

 

いつものこと(ルーティーン)にしていく、ということは いいことだと思いました。

 

実際は、こう上手にレッスンが流れていくことは

普通の小学校では難しいと思います。

 

「え?先生、何!?」

「わからないよ」

という児童や生徒が、必ずいますし、

 

英語を聞くのに慣れないので

いつもの日本語で私語をして、授業の邪魔をする生徒や児童も出てきます(それが、普通です)

 

生駒台小学校5年3組は

パーフェクトでした。

 

1人も分からない子がいませんでした!!

 

しかも、前のめりでみんな集中して頑張っていました。

 

そして、小学校5年生なのに、私に

 

「名前は何ですか?」

と聞き、

 

「太田です」と答えると

 

OTA

料理ができない

 

 

と、メモしていたのです!!

 

OOTAと書く児童もいました。

 

中学校教師が長かった私としましてはビックリでした。

 

中学1年生で、太田をOTAと書ける生徒は、5~7割だと思います。

 

小学校のローマ字から いきなり英語に入るので

ローマ字をサラッとしか しなかった小学校の卒業生は

すごく戸惑っていたのでした。

 

この授業を拝見しまして、

児童の賢さと明るさ、思いやりがとても印象的でした。

素晴らしかったです。

 

同時に、予感がしました。

それは、これから

 

英語の部門でも、

「2極化」

が進むであろう、ということです。

 

この5年3組の担任の先生は、アメリカに2年、お住まいだったのだそうです。

 

そういう先生が担任されたクラスは、英語に対して抵抗がなくなるのかもしれません(アメリカの話とかをされるので)

 

しかし、もし英語に対して抵抗がある児童が ジャイアンのようにクラスのボスだったら・・・

 

出木杉君は、授業をまじめに受けるでしょうが、

ほかのスネ夫やのび太君は、

ジャイアンの手前、発音がうまくできるのに下手なふりをしたり、

熱心に授業を受けようとしなかったりする可能性が大きいです。

 

そうしますと、

これからは小学校である程度英語の基礎をするようになりますから、

中学校に入ったときには

既に、英語が好きな子どもと嫌いな子どもさんとに分かれているのかもしれません。

 

それは、できれば避けたいな、と思ったのでした。

 

義務教育で英語の授業が受けられるのは

とてもお得です。

 

英会話学校に行っていると思って、

児童のみなさんは がんばってほしいなと思いました。

 

それにしましても、

今日は「奇跡の授業」「奇跡のクラス」を見せてもらった感じで

感動したのでした。

 

 

 

 

クラニオ気功 太田マスミ masumiota313アットマークgmail.com

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