自分が超えたところでしか人は救えません（大阪　気功整体）

今日は、身の上話的なものをします。

 

ベクトルが自分に向いているあいだは　どうしても　私がこれをやったとかやらないとか

あれはどうだとか　これはどうだとか　なって

実際、人を見ていない、ということになります。

 

かく申す私も　全体的に自分のことで精いっぱいの時が多いのですが・・・

 

夫に、マスミさんは　どういう高校生だった？と聞かれて

「うーん、自分は　部活と勉強しかやってないと思っていたけど、

１０年くらい前の同窓会で、

私が、困っている人の席に自分の椅子をつけて　全身で話を聞いていた、と言っていたわ」

と　答えました。

 

その人の机に自分の椅子を向かい合わせにつけて

頬杖をついて　その人の話をずっと聞いていたのだそうです！！

 

部活と勉強のほかにも、そんなことをやっていたとは・・

 

私は、人が好きです。

その人を深く知りたいし、話を聴きたいタイプなのです。

 

ですが、私には欠点があります。

それは、すぐ忘れる！！ということです。

 

その場、その場で解決していかないと　あれあれ？どうだったかな、となってしまいがちなのです！

 

ですので、高校生の私は、必死で、その場でその人の悩みを解決しようと聴いていたのだと思います。

 

 

 

家では、父親の話をずっと聞いていました。

毎日１時間以上、６歳からずっと、です。

高校時代は忙しかったので、１５歳まで、です。

６歳から１５歳まで、毎日１時間以上、父のカウンセラー役をしていました。

 

山口県から岡山県に出てきて、父は知人友人がいなくて　子供に話をしていたのでした。

ときには、２時間近くなることもありました！

高校生になって時間がなくなると、なんと、交換ノートをしていました！！

 

暇なときに書いてくれ、と。

 

父は　私を相談役にしていましたが、そうしないと、たぶん、耐えられなかったのだろうと思います。

繊細な人ですので。

私は、そうやって人の話をとことん聴く習慣ができたのでした。

 

ある意味、人と共依存になって、その人を立ち上がらせないという暗黙のたくらみをしていたのかな、と思ったり・・

 

１５年くらい前から「手放し力」ができてきましたので、

共依存も打ち切って、「さあ、一人でやってくださいよ」という態度は取れているつもりでは、あります。

 

父や母と行き来が少なくなってきたのも　そのころです。

 

 

 

「子どもは、親を助けようとして生まれてくる」

と聞いたことがあります。

親を、家族を　天から見ていて、「ここに来たら自分はこのお母さんを、この家族を助けられる」

と思えたときに生まれてくるのだと言います。

 

私の場合は、まさに「父を助けようとし生まれてきた」のかもしれないです。

 

父は、若い時から「人生５０年」と言っていて、破滅的なお酒の飲み方をしたりしていました。

 

冥王星と金星がセクスタイル、と上原先生に言われた私は

死にたい人を楽しく助けることができる子どものようだったのです。

 

そして、もう８０代半ばになりますが、おかげ様で父は元気でおります。

 

「命の電話など、向いていますね」

と占いにいらした人に言われたことがあります。

 

じーっと話を聴いて、ともかく　その人が死なないように、

何とか生きてもらえるような道を探すのは得意です。

 

でも、もし実際に命の電話などを仕事にしますと　かなりすり減りそうですね。

 

 

 

 

結婚した先の夫は、父に輪をかけて死にたい面をもっていた（と私は思った）人でした。

 

私ひとりでは足りなかったので、息子ができました（冥王星と太陽がトライン）。

ちょっとくじけた人でも、私と息子がいれば、息を吹き返します。

 

元夫にも　毎日１時間以上は話を聴いていました。

 

ずっと、６歳から１５歳までと、２５歳から４３歳まで、私は毎日毎日　カウンセリングをしていた、ということになります。

２７年間、毎日１時間以上、人の話を聴いていたのです。

 

意見することなく、ずっと。

 

まあ、これが好きだった、と言えます。

 

元夫は、娘に対しても息子に対しても　時々　暴力をふるう人でしたが、（学校ではいい先生）

 

私に手を挙げたことは一度もないです。

 

ふだんから　よく話を聴いていたからかもしれません・・・

 

荒ぶる人、自信がない人、自分がダメだと思っている人に対して　包み込むように話を聴きます。

 

まあ、

と私は思うのです。

 

もし、話を聴いてなければ、私もやられたかもしれないな・・・と。

 

根底から理解するのは、最大の予防だったのかもしれないです。

 

死活問題として、話を聴いていたのかも、です。

 

 

 

教師のとき、荒ぶる保護者に、また荒ぶる生徒に対して

なぜか、私が派遣されることが多かったのでした。

 

もう、染みついているのです。和平の態度が。

 

ほかの先生は不用意に地雷を踏むことがあっても、私は　踏まない。

 

地雷だらけの保護者とも仲良く話ができる。

 

便利に使われる教師でした。

 

バイクでブルンブルンいわせるリーゼントヘアの卒業生たちが集団で学校に来て、

 

一番に、まず校舎に向かって

 

「大山～！」

と叫んでいました。

 

「大山はおるかー！」

 

もう、友達だったのです。荒ぶる生徒たちと。

 

荒ぶる人には大山（旧姓）、そう認識されていました。

 

 

 

 

娘も、実は、自信がない人、意気消沈している人に対して　強力にヒーリングできるパワーを持っている、と

うすうすは　感じていましたが、ハッキリわかったのは

このたびのクラウドファンディングでできましたCDを聴いてからです。

 

これは、私には癒しのCDと聞こえました。

 

特に、アリスの「チャンピオン」。

 

これは、今１０回くらい聞いていますが、聞くたびに号泣してしまいます。

 

癒されます（ということは、私の中に、まだ未消化の感情があった、ということです）

 

「還れるんだ、これでただの男に　かえれるんだ　かえれるんだ　かえれるんだ」

 

もう、泣いてしまいます。鼻水まで出ます。

 

元夫は、この歌で、ただの男にかえれる、

そして、私も、ただの女にかえれる、そんな気がします。

 

何だろう、別のものになろうとしていました、私は。

 

自分とはちがうものに、常になろうとしていました。

 

ならなくていい。

 

今の夫と　しあわせに生きる、それだけでいい、と

この歌を聴くと心から思えます。

 

感謝です。

 

お客様が「まきさんの歌う　紅（くれない）、ほかの歌手が歌ってますね。

きゃりーぱみゅぱみゅと〇〇さん」

と　教えてくださいますが、

 

きゃりーさんは　最近、可愛いなと思うくらいで

 

他の歌手さんが　どう歌おうと、「どうぞ　どうぞ」という気持ちです。

 

だいたい、紅は、Xジャパンの曲ですので、娘も歌わせてもらっていた　だけです。

 

みなさんが　どんどん上手に歌われたら素晴らしいです。

 

娘が歌うのは　そんな感じではなくて

 

なんでしょう、たぶん

 

鎮魂とか、曲を通じて癒すとか

 

そんな感じなのだと思います。

 

癒すのなら、歌わなくてもできるかもしれないですが、

 

彼女は歌で。

 

まあ、本人に言うと「お母さん、また違う解釈して」と叱られると思います・・・

 

 

私があちこち分散したり　薄くなったりする気持ちを

彼女の歌は　強力にまとめてくれます。センターに戻してくれます。

 

今の自分で。

自分のままで。

１００％で生きる、それしかない。

という気持ちにさせてくれます。

 

感謝です。

 

 

 

 

大阪気功整体　太田マスミ

masumiota313@@gmail.com

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