父が　なりたかったもの（大阪　気功整体）

こんにちは。今日は大阪は太陽が出ていて過ごしやすいです。

皆様の地域ではいかがでしょうか。

 

 

６年前の夏に　父親が脳梗塞で倒れたと電話が来ました。

その時、お盆で東京に行っていましたが、とんぼ返りしたのでした。

お盆で岡山に行くのは新幹線が満席で立って行ったことを覚えています。

 

父は危険な状況だったらしいですが、無事に生還しました。

 

それから６年、入退院を繰り返して

施設に行ったりもしながら、父は生きることをがんばってくれていました。

 

車椅子になって入院して、娘と私が行ったあと、元気になり、車椅子なしで歩けるようになったこともありました。

 

リハビリを　その都度、頑張ってくれたと思います。

 

しかし、年末に調子を崩し、発熱して入院したらしく、

「老健でリハビリを頑張らなきゃ帰ってこれないんよ」

と　母が言っていたので、

リハビリの段階なのだろうと思っていたのですが、

そのまま１月１５日に帰らぬ人となってしまいました。

 

突然のことで、かなりショックを受けました。

 

しかし、偶然、父がなくなった、その時間に娘は

「醒めない夢を見よう」

と　ツイートしていて、

私は、なぜか　当日と翌日に

すごく仕事を頑張りたくなって、何年も前に取材していただき、

出していただいた「健康」のことを

ブログに載せたりしていました。

 

 

どうやら、父は　たましいになって　娘と私のところに来てくれたかのようだったのでした。

 

 

 

父は和太鼓の演者であり、指導者でもありましたが、そのアーティストの気質は私の娘に受け継がれたようでした。

 

今でいうドラマーで、夏祭りシーズンには　演奏で人気を博していたらしかったのでした。

 

「ラーメンたこ焼き　アイスクリーム」

と　父は口で　リズムを取って、太鼓の練習をしていました。

 

 

まさか、心の中で、こんなフレーズをつぶやきながら　太鼓をたたいているとは、誰も思わなかったことでしょう。

 

 

歌も好きで、美空ひばりや八代亜紀をよく聞いて、自分でもいろんな歌を歌っていました（私はあまり聞いたことはありませんが）

 

囲碁４段で、コンピューター相手に打っていました。

 

スポーツも好きで得意で、故郷の青年団ではバレーや卓球の指導をして、演劇も手掛けていたのだそうでした。

 

詩も書いて、町内会のうたを作詞したりしていました。

 

あまりにいろんな趣味があり、ある時　私は父に聞きました。

 

「お父さんの一番　やりたかったことは　何？」

 

そうしましたら、とても意外な答えがかえってきたのでした。

 

「わしは、画家になりたかった」、と。

 

え？？

 

父が絵を描いているすがたは、一度も見たことがなかったので驚きました。

 

そういえば、何度か引っ越しする中でも

 

父は、絵筆を捨てませんでした。

 

私も、なぜか　そのあと何度も引っ越ししましたが、小さいころからの絵筆をずっと捨てられなかったのでした。

 

 

描いていないのに、捨てられないとは

おかしなことでした。

 

 

もしかしましたら、父は　私が小さい頃に絵を描いていたのかもしれないです。

 

その姿をみて、私もなぜか　絵筆を神聖なもののように　扱っていたのかもしれないです。

 

記憶にないくらい　遠い昔の　お話でした。

 

 

 

 

大阪　気功整体　　太田マスミ